令和二年七月吉日、群馬県高山村の熊野神社に参拝しました。
御由緒
永保元年(1081)紀伊国熊野三社を勧請 その他諸説有り
御祭神 速玉男命 伊邪那美命 事解男命 菅原道眞公 宇迦之御魂神
覆屋は側面背面がきっちりと隙間なく覆われています。
やっと見付けたわずかな隙間から覗いてみると、確かに胴羽目彫刻があります。
仕方がないので、正面の扉からカメラを突っ込んで撮影。胴羽目は「松鶴」の様ですね。
脇障子は梅と鶴をこよなく愛する北宋の詩人「林和靖」。「林逋」とも「梅妻鶴子」とも言います。
右面胴羽目も「松鶴」でしょう。
脇障子は、帝の枕をまたいでしまった為に配流の刑になった「菊慈童」。その地で菊の葉の露を飲んで不老不死の仙人になりました。「枕慈童」とも。
あっさりとしていて、でも余韻の残る画題の選択だと思います。
刺青師・龍元
176(2020.08.20)
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