銭湯は刺青OK

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fujisan
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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皆さん勘違いされている方も多い様ですが、基本的に銭湯は刺青OKです。街中の健康ランドやサウナの様な所は基本的には刺青NG、まれにOKの所もある様ですね。山の中の温泉なんかはダメな所とOKな所が半々くらいでしょうか?私はOKの所が多い気がします。

J-cast ニュース によると 
(以下抜粋)
   実は公衆浴場の区分は、都道府県が定める「公衆浴場条例」で規定されている。それは「一般公衆浴場(あるいは普通公衆浴場)」と「その他公衆浴場」のふたつに分かれる。

   一般公衆浴場はいわゆる町の銭湯で、公営の共同浴場もこの区分だ。その他公衆浴場にはスーパー銭湯や日帰り温泉、健康ランド、サウナ、スポーツクラブの付属風呂からソープランドまで幅広い浴場が含まれる。

   J-CASTヘルスケアが、銭湯の業界団体である全国浴場組合に「入れ墨があっても入浴が断られることはないのか」と取材したところ、「断りませんし、組合として禁止ルールなども設けていません。そういった貼り紙などを出すことも推奨していません」との回答だった。

   同じ公衆浴場でも対応が違うのは、「銭湯が公衆衛生の維持を目的にできた浴場なのに対し、『その他(温泉施設)』に分類される浴場は完全に営利目的だからです」。

   温浴振興協会の担当者によると、一般公衆浴場は入浴料に上限が設けられ、自治体から下水道料金の減免といった措置を受けており、公衆衛生上必要な施設と位置付けられている。つまり、感染しやすい病気にかかっている、極端に汚いなど、他の入浴者の健康状態に直接的な影響を及ぼす可能性のない入れ墨は、入浴を断ることはできない。 (抜粋終わり)


だそうですね。それから、刺青NGの看板があっても黙認みたいな感じの所も多い様です。以前、健康ランドの店員に聞いた所では、お客さんの通報があると対処しなきゃならないが基本的には面倒くさいので放っておいている、との事でした。最近、肩に長袖の刺青を入れる為に来日したチェコ人は、宿泊費を節約する為に近所の刺青禁止のサウナに2週間連泊して平気でした。店員は仕上がって行く刺青を見てどう思ったんでしょうか?

最近は刺青OKを謳っている入浴施設も増えて来ました。星野リゾートなどは10x10cm角のシールを貼ればOKだそうです。「民族的な理由から刺青している外国の方もいらっしゃるので」との事。多分、数年前にマオリ族の女性が顔の刺青を理由に入浴を断られて国際問題になった事を念頭に置いているのでしょう。

でも、それなら日本民族の伝統刺青の事も考えてくれよ。シール100枚くらいくれ‼︎

刺青師・龍元

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