令和四年五月中旬、千葉県千葉市の生實神社に参拝しました
創建年代は不詳だが天文年間(1532~55)創祀と考えられている
明治四十三年(1910)御霊神社から生實神社に社号変更
御祭神 崇道天皇 藤原廣嗣 伊豫親王 藤原吉子 他四柱
御霊神社とは「その性格や御祭神は様々であるが、その一つに御霊信仰に基づき、ある人物の御霊・怨霊を鎮めるために創建されたものがある」とWikipediaにあります
調べると御祭神はいずれも朝廷に謀反の疑いをかけられ滅んだ怨霊の様です
怨霊といえば 平将門・菅原道真・崇徳天皇が有名ですが 他にもたくさんの祟り神がいて それらを鎮めた社が全国にあります
ここはそんな神社の一つという訳ですね 痺れます
扉の上には龍の彫り物が掛けられていました
拝殿内の社号額
裏へ廻ります
なかなか風流な感じの胴羽目です
松の木と波千鳥でしょうか
御本殿背面です
大きい画面に小さな亀が数匹 少し物足りない感じがしますね
写実的な彫り物で 彫刻の技術は高そうです
御本殿左面です
こちらも波千鳥 「ともに荒波を乗り越えていく」「夫婦円満」という意味の吉祥図柄とされ 寺社彫刻ではよく見かけますが 胴羽目一面というのは珍です
左側脇障子は 鞍馬天狗僧正坊に兵法書を授かる牛若丸
最初は何だろ?と思いましたが、よく見ると鼻の欠けた天狗でした
天狗の鼻は欠けやすい部位ですし 羽扇を持っているのは天狗か諸葛孔明 と相場が決まってますね
裏が駐車場になっていて、裏から来ると「順路」という看板があり、御本殿の左側を通るように誘導されます。迷う様な複雑な境内じゃないのに何でだろ?と思っていたら、御本殿の右側を通るとけたたましいサイレンが鳴り響くからの様です。
私は境内を掃除していた氏子さんらしき人にも挨拶して来たし、何もやましい事をしている訳ではないので、レンズとカメラを取り替えながら4周ほど廻って、その度にサイレンを鳴らしてしまいました。後で考えると近所迷惑ですよね。
近所の方には、お騒がせしました ごめんなさい m(_ _)m
刺青師・龍元
068(2022.05.20)
コメント
onijiiです。
胴羽目の物足りなさが堪りませんね。
思わず口元が緩みますね。(笑)
こちらの防犯サイレンは、誰もが驚く
と思います。心臓に悪いです。(笑)
ここの胴羽目は独特ですね。白木ならではだと思います。
防犯サイレンにはビックリさせられますね。以前、長野県でもありました。ここは開放的で他に人が居る時だったのでまだ良かったですが、長野では外から全く見えない無人の神社だったので焦りました。