一言の祈願をも徒に過すべからず [一言主神社] 茨城県

一言主神社御本殿 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和六年五月中旬 茨城県常総市の一言主神社に参拝しました。

一言主神社鳥居

大同四年(809)創建
御祭神 一言主大神ひとことぬしのおおかみ

一度の参拝であっても無駄にせず 一言の祈願であっても なにもせず打ち捨てることはしない と言われます。

一言主神社

御本殿。

一言主神社御本殿

胴羽目は一枚の板ではなく パーツを置いた感じ。

一言主神社御本殿

山鵲と雲と牡丹です。

山鵲と牡丹

胴羽目上の蟇股は波に兎。

波に兎

二重虹梁間の蟇股は赤い牡丹です。

牡丹

背面です。 こちらも各パーツを置いた感じ。

一言主神社御本殿

猛禽と雲と牡丹。 花が一つ欠損している様です。

猛禽と牡丹

その上の蟇股は 米俵に鼠。米俵の大きさから考えると 猫より遥かに大きい鼠です。まあ それを言い始めたら 胴羽目の牡丹に比べた猛禽の大きさも気になるんですが。。。

鼠と米俵

左面です。

一言主神社御本殿

右面と同じく 山鵲と雲と牡丹です。山鵲は実際には見た事ありませんが コレなら牡丹と比較して矛盾のない大きさでしょう。

山鵲と牡丹

その上の蟇股は雌雄の鶏。

鶏

大虹梁上には白い牡丹です。

牡丹

刺青師・龍元

052(2024.05.31)

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