令和四年五月中旬 群馬県甘楽町の赤城神社に参拝しました
此処のお目当ては境内社の水天宮琴平宮です
中備の龍
小さいながら丁寧な彫りです
胴羽目彫刻も立派な物です
どうやら杖仙人の杖が折れてしまった様です
その下には山羊らしき生き物がいるので これは黄初平だと思います
黄初平は15才の時 羊飼いをしていて 1人の道士に連れて行かれたまま行方知れずになっていたが 兄が40年後に探し当てた
兄が「山羊はどうしたのだ?」と尋ねると 初平は白い石を1万頭の山羊に変じる術を見せた
という仙人です
兄にとって 40年ぶりに再会した弟より 山羊が大事
左面胴羽目も杖仙人です
名前は李鉄拐 八仙の1人に数えられ 幽体離脱の術を使います
ある日 鉄拐は友人に逢いに行く事になり「魂の抜けた身体を見守り 七日経っても帰って来なければ身体を焼く様に」と弟子に言いつけて 魂だけ出掛けます
弟子は母の危篤の知らせを受けて居ても立っても居られなくなり 六日目なのに身体を焼いて母の元へ行ってしまいました
帰って来た李鉄拐は仕方無しに 近くに転がっていた 足が不自由だった物乞いの死体に乗り移って蘇ります
少し マヌケが過ぎるのでは? と思います
他にも背面胴羽目や浜床下などにも彫り物がありました
寺社彫刻巡り七つ道具を使えば もうちょっと良い写真が撮れましたが この日はどうも気力がありませんでした
そんな日は無理せず 帰ります
刺青師・龍元
083(2022.06.26)
コメント
上部解放型、このタイプは胴羽目彫刻撮影には、気力が必要ですね、十分素晴らしい写真が撮れていますが、撮影風景を想像したら、すいません笑ってしまいました、通穂レベルの挙動だったのではないでしょうか(笑)
まず声を掛けてくれれば良いですが、いきなり通報はキビシイですね。
背伸びをして手を伸ばすとなんとか届く高さでした。僕のカメラは液晶画面の向きを自在に変えられるので、カメラの真下からでも構図を確認できます。
ずっとバレリーナみたいな格好だったので疲れました。
onijiiです。
粗いタッチの好みの彫刻。
鑿跡が堪りませんね。
通報されないようくれぐれも
ご注意下さいませ。(笑)
民家が近い所は要注意ですね。でも通報されても、日本のお巡りさんはアメリカのお巡りさんみたいに、いきなり銃を突きつけたりしませんから、まだ良いですね。