金色の御本殿が眩い [国神神社] 茨城県

国神神社御本殿 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年 新年寺社彫刻巡礼の旅三日目 茨城県常陸大宮市の国神神社に参拝しました

国神神社鳥居

鳥居の右側に駐車場があり 拝殿は石段を少し登った所にあります

明応元年(1492)創建
享保年間(1716-36)現本殿造営
嘉永年間(1848-54)拝殿石垣新築

国神神社

御本殿は拝殿裏の石段をさらに登った所に鎮座します

国神神社御本殿覆屋

御本殿覆屋

国神神社御本殿覆屋

立派な御本殿がありました 約300年前の造営です

国神神社御本殿

左側脇障子には箒を持つ 唐代の風狂僧 拾得じっとく

拾得

身舎の木鼻の獏です

獏

金色こんじきに輝く扉が眩いです

国神神社御本殿

向拝木鼻の象

象

右側脇障子は左の拾得と対になる 同じく唐代の風狂僧 寒山

寒山

僕は普段 頭の後ろで髪を縛ってますが 寝る時にはこの髪型です でないと上を向いて寝られないからです

寒山
国神神社御本殿

覆屋の側面はポリカーボネートの波板 幸いにしてまだ新しく透明度はまあまあです

国神神社御本殿覆屋

一眼やコンデジなどのレンズ口径の大きいカメラは全く歯が立たず。。。 困った時のiPhone頼み

国神神社御本殿

錦鶏でしょうか?

錦鶏?

背面は波板が張られていませんでした

国神神社御本殿

寒山の後ろ姿 髪の毛は後ろに垂らしていたのですね 僕は頭の上でお団子にしてゴムで留めます

寒山の後ろ姿

寒山拾得の後ろ姿の他には 特に彫り物は無しです

国神神社御本殿

拾得の後ろ姿 僕もかなりの長髪で腰まであります 若い頃は膝裏までありましたが 年々髪が細く短くなります

拾得の後ろ姿

左面です

国神神社御本殿

胴羽目の鳥は 頭が鶏みたいですが 多分 鳳凰です

鳳凰

この辺りは 胴羽目探求道を行く者には険しい道のりが続きます

刺青師・龍元

018(2023.02.08)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    胴羽目探求道お疲れ様です。
    山の上まで登ったり、覆屋が
    あったりと、色々大変ですね。
    体力、気力が必要ですね。

    力神探求道も同じです。(笑)

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