令和七年一月中旬 茨城県日立市の大甕神社に参拝しました。
手水舎
大甕神社拝殿の前に手水舎がありました。
正面の中備は龍です。
裏には「平成元年 後藤捨吉 謹作」と銘がありました。ここでも「吉」の字は土に口です。PCでは変換できますが やはりブログにアップするとエラーが出ます。多分 機種依存文字なのだと思います。
甕星香々背男社
拝殿に向かって右に進むと 大甕神社の御本殿より大きい立派な境内社がありました。
大甕神社の脇障子では「悪神」とされていましたが こちらでは「我国最強神 甕星香々背男大神」となっています。
向拝です。
向拝中備。一見すると獅子かと思いましたが よく見ると 蛇腹と鱗のある胴体が見えるので これは龍なのでしょう。
胴羽目と脇障子に彫り物がありました。
胴羽目は 地紋彫りの下地に笹っぽい葉と 桜?ひょっとしたら梅?の木。
脇障子には手力男命が彫られていました。
天照大神が隠れてしまった岩戸をこじ開けます。
背面です。
背面胴羽目は 地紋彫りの下地に水仙?の浮き彫り。
左面です。
こちらも水仙でしょうか? 何にしても 地紋彫りの下地に浮き彫りで植物というのは ここら辺でよく見かける意匠です。
脇障子は天宇受売命。
天照大神を誘い出すために岩戸の前で踊ります。
静三(體)龍神社
大甕神社の御本殿が鎮座する 宿魂石と呼ばれる岩山の中腹 丁度御本殿の裏側辺りに鎮座します。
写真だと分かり辛いですが 一抱え程の小さな御本殿です。
胴羽目は猛禽。小さいという事もあって 非常に厚彫りです。
岩山の麓にあった社を 数年前にここに遷座した様です。
向拝中備の龍。
右面です。
左胴羽目をそのまま反転させた感じですね。
素晴らしい神社でした。
刺青師・龍元
002-02(2025.01.22)
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