令和七年九月上旬 長野県佐久市の貞祥寺に参詣しました。

大永元年(1521)開基
承応二年(1653)惣門造営
寛文十二年(1672)山門造営
嘉永二年(1849)三重塔造営
明治三年(1870)神光寺より三重塔移築
御本尊 釈迦牟尼仏

惣門

山門

山門左側には増長天がいました。

とても迫力のあるお顔をしています。

右には持国天。

本堂にお参りして さらに奥に進むと 三重塔があります。

嘉永二年(1849)造営の三重塔。廃仏毀釈により廃寺になった小海町の神光寺から 金百十二両二分で買い取り 移築したそうです。

佐久の著名な宮大工・小林源蔵の作。彫師は分かりませんでした。

耳があるので木兎。

鳩でしょうか?花は椿の様に見えます。

右面です。

紅葉。多分 破損していて 中程に不自然な空間があります。

鶉の様な鳥と牡丹。こちらも中程に不自然な空間があります。

背面です。左側の彫刻は丸ごと欠損。

丸いのは枇杷だと思いますが 雨の中を飛ぶ鳥は何でしょう?

左面です。

梅の木?これも鳥が欠損しているのかも知れません。

波千鳥。

鳥や花は難しいですね。
苔むした境内が まさに古刹といった感じ。誰とも行き合わず 落ち着いた雰囲気のお寺でした。
刺青師・龍元
070(2025.11.24)


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