令和四年七月中旬 栃木県足利市の御嶽神社に参拝しました
主祭神 国常立神
正面扉の穴から中を覗くと 立派な御本殿が見えました
兎ノ毛通しには菊 中備には松竹梅の彫り物
扉脇には赤い鯉の滝登り 脇障子は山鵲です
裏へ廻ります
御本殿覆屋の窓から中を覗きましたが 残念ながら 左右ともに胴羽目彫刻はありませんでした
参道の左側には境内社の覆屋がありました
御本殿が二つ並んで鎮座していましたが 詳細は分かりません
その内右側の御本殿に彫り物がありました 回廊や脇障子は失われています
木鼻の獅子
海老虹梁には龍が彫られていました
小さいながらも見事な龍です
背面には胴羽目彫刻がありました
梅がありませんが 宋代の高士にして詩人の 林和靖 だと思います
「客あれば童子をして鶴を放たしむる」 と言います
鑿痕が美しいです
どこにでも不届き者はいる様です
左側には別の御本殿が鎮座していたので ぐるっと回って左斜め前から
杖を持った老人 鉄拐先生でしょうか?
こちら側の海老虹梁も登り龍ですね
破損していますが 手入れはされている様子です
刺青師・龍元
095(2022.07.29)
コメント
onijiiです。
写真の陰影がいいですねえ。
グッときますね。
現地で見た時よりいいです。(笑)
写真って良いですよね。直に見るのと違う楽しみがあります。でも、まずじっくりと直接観察する事を心がけてます。心がけているのですが、現地では気付けなくて悔やまれる事が多いです。精進有るのみです。