二人の仙人 [小谷田氷川神社境内社] 埼玉県

菊慈童 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年十一月、埼玉県入間市の小谷田氷川神社に参拝しました。

小谷田氷川神社鳥居
小谷田氷川神社拝殿

御由緒

文治四年(1188)勧請
御祭神 須佐之男命すさのおのみこと 稲田比売命いなだひめのみこと


ここへ来た目的は境内社の一つ。

小谷田氷川神社境内社鳥居

覆屋の窓の格子が比較的大きいので、新たに考案した発展型最終奥義を試すのにうってつけです。

小谷田氷川神社境内社覆屋

中には三つの社がありました。

小谷田氷川神社境内社

どの社がどの神様なのかは分かりませんでした。

小谷田氷川神社境内社

右面胴羽目は蝦蟇がま仙人の劉海蟾りゅうかいせん

蝦蟇仙人 劉海蟾 

左面。

小谷田氷川神社境内社

胴羽目は菊慈童。

菊慈童

『帝の枕を越えた罪により流される事になった慈童。哀れに思った帝は慈童に文を授け、毎朝唱える様に言いつけました。忘れないように、慈童がその文を菊の下葉に書きつけると、下葉の露が天の霊薬となり、その味わいは天の甘露のようでした。慈童はこれを飲み仙人となりました』

発展型最終奥義は成功でしたが、菊慈童は少しピントが甘くなってしまいました。もう少し修練が必要です。

刺青師・龍元

262(2020.11.19)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。

    秘密兵器開発ですか?
    胴羽目探求道も大変ですね!(笑)

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