令和二年九月吉日、栃木県佐野市の稲荷神社に参拝しました。
大分年季の入った社殿。案内板はほとんど読めません。
社殿の奥は駐車場になっていて開けています。きっと社叢が無いので年がら年中お陽さまの光を浴びて木材が劣化してしまうのでしょう。
上の方からオレンジ色の人が見下ろしています。
なぜこの力神さまはこんな色なんだろ。陽が当たらないせいかな?
木材が違うのかと思ったけど、すぐ下の虹梁や鳳凰も少しオレンジ。
二重虹梁下の龍は真っ黒ですね。
胴羽目は「蓬莱山」。仙人の住む所です。
脇障子はかなり劣化が進んでしまっています。西王母か?今ひとつ決め手に欠けますね。反対側の構図で分かるかと思いましたが、欠損していました。
背面
胴羽目は「唐子の獅子舞」。
御本殿右面。こちらも上から力神さまが睨みを利かせています。
こちらもオレンジ。後付けなのかとも思いましたが、背後の板も少しオレンジ。
なんか、風と微粒子を吹き付けて彫り物を綺麗にするマシンがある様ですが、ここだけやったというのも不自然ですよね。やっぱ自然にこうなったのかな。
虹梁下の龍。
胴羽目は「唐子の舞」。
やっぱり鎮守の森って大切なんですね。
刺青師・龍元
210(2020.09.29)
コメント
onijiiです。
トップの力神が素晴らしいですね!
力神は一つとして同じものがない!!
独創的なあふれ出る個性が魅力です!!!
力神は、作者の思いを自由奔放に表現できた
題材だったんでしょうね。(笑)
風雨が当たらない屋内の彫物は状態がとても良い
ので、覆屋の有無や鎮守の森は大事だと思いますね。
蜘蛛の巣や、やぶ蚊に悩まされますが・・・。(笑)
力神には不思議な魅力がありますよね。
私はいつも境内では帽子を取るんですが、この日は天気が良過ぎてクラクラしたので、此処では失礼して帽子を被って撮影させて頂きました。本当に社叢は大事です。彫り物にも参拝者にも。
大分涼しくなって来て、神社巡りには良い季節になってきましたね‼︎