[地獄太夫と閻魔大王と一休和尚] 背中額彫り途中経過

地獄太夫と閻魔大王と一休和尚 背中額彫り 手彫り刺青作品
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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コツコツと進めて来た地獄太夫と閻魔大王と一休和尚がやっとここまで来ました。

地獄太夫と閻魔大王と一休和尚 背中額彫り

地獄太夫というのは室町時代に実在した遊女です。

元々武家の娘で名を乙星と言いましたが、山中で賊にとらわれ、あまりの美貌のため遊女として売られてしまいます。現世の不幸は前世の戒行が拙いゆえであると考えて、自ら地獄と名乗り、心では仏名を唱えつつ、口では風流の唄をうたったといいます。

頓知の一休さんでお馴染みの一休禅師と師弟関係を結んでいたと云われますね。

地獄太夫と閻魔大王と一休和尚 背中額彫り

「我死なば焼くな埋むな野に捨てて 飢えたる犬の腹をこやせよ」

完成が楽しみです。

刺青師・龍元

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