令和八年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十二社目 栃木県真岡市の弘誓山無量院観音寺に参拝しました。

詳細は分かりませんでした。

馬頭尊とあるので 御本尊は馬頭観音なのでしょう。扁額の陰で龍が少し悲しそうです。

龍の上の蟇股は 菊慈童。

侫官に妬まれて深山幽谷に流された慈童は 菊の葉から滴る露を飲んで不老不死になりました。

龍の右隣には虎が二匹。子虎の様に見えますね。

その他外壁の蟇股や小壁には鳥や犀の彫り物がありましたが 割愛。
堂宇の内部を覗いてみると 三基の厨子と小さな御本殿がありました。

左の厨子。

唐破風下は梅に山鵲。

こちらは中央の厨子。立派な須弥壇に置かれていました。

屋根がめちゃくちゃ立派です。

唐破風上には鬼面がありました。

小さいながらも 角があります。


懸魚は菊の花。唐破風下には梅と鶴かと思いましたが。。。

家で写真を拡大してみると 梅妻鶴子の林和靖と童子がいました。

少しピンボケですが 組物間中央には 鶴に乗った人。頭巾を被っていて仙人らしくありません。仏教関係でしょうか。

以前 似た感じの彫り物を見た事があります。こちら↓は 成田山不動堂 の鶴に乗った観音さま。

その右には神社で見かける 団扇に乗った人。どなたなのかは存じ上げませんが仙人でしょう。

という事は 中央の鶴に乗った人も仙人で良いのでしょうか? 黄鶴仙人 ≒ 費長房?
扉脇板には龍が潜んでいました。

非常に精巧な彫り物で 往時はさぞかし煌びやかだったろうと思います。

右側の扉脇板。


扉下の蹴込板?の応龍。私の勝手な分類では前期型。

その右は猛禽です。

右端はまた応龍です。

須弥壇にも彫り物がありました。

唐獅子牡丹ですね。


時間が止まった様な この寂れ感が丁度いい感じのお寺でした。

刺青師・龍元
012(2026.02.17)

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