令和二年十一月、千葉県栄町の布鎌惣社水神社に参拝しました。
拝殿は工事中です。改修なのか、建て替えなのかわかりませんが、ガラス張りのスゴく近代的な拝殿です。
宝暦七年(1757)建立
御祭神 水波能売命
玉垣も新しくなっていましたが、幸い御本殿は古いままの様です。
妻飾りには鳳凰。
胴羽目のこの鳥は何でしょうか。尾っぽの形から言って山鵲かな。
脇障子は鯉の滝登り。
背面胴羽目。瑞雲に珠が二つと鳥。これは鶺鴒のような感じです。伊奘諾と伊奘冉の国産みを表しているのかな?
縁下組物間にも鳥。この鳥は何でしょう?
反対側の妻飾りも鳳凰。
胴羽目は松と鳥。何の鳥だろう。尾っぽは鶴の様ですが、首が短い。でもよく見ると、目の様に見える物はボルトの頭。取れてしまった頭をボルトで留めている様です。という事はもしかしたら、元々の長い首が折れてしまって頭だけくっ付けたのかも。。。
脇障子は下りの鯉。鯉の滝登りとは言いますが鯉の滝下りっていうのは聞きませんね。
刺青でも両肩に鯉を入れる時には、上りっぱなしじゃ具合が悪いっていうんで、上り下りセットで入れます。
境内にはブルーシートで覆われた場所がありました。例祭日には子供の奉納相撲が行われるそうですから、これは土俵なのかも知れません。
脇障子以外は全部鳥の彫り物でした。
刺青師・龍元
(273)2020.11.30
コメント
onijiiです。
以前訪問した時は寂しい感じでしたが、
建て替え中なんですね!
大事にされていて、嬉しくなります!!
氏子さんたち拍手です。パチパチパチ!!!
星の数ほどもある全国の集落の神社。
この信仰心が延々と何百年も続いていくのか
と思うと、頭が下がります。
拝殿はかなり格好良くなってましたよ。
拝殿は建て替えても良いですが、御本殿は大事に引き継いでいってほしいですね。