令和二年十月吉日、東京都府中市の八雲神社に参拝しました。
御由緒
創建年代不詳
文久三年(1867)現本殿完成
平成十九年(2007)修復
御祭神 牛頭天王 素戔嗚尊
拝殿向拝には獅子の彫り物。
覆屋の中には立派な御本殿がありました。
御本殿向拝には「波に兎」の彫り物がありました。
左面。
胴羽目は布袋尊と福禄寿の琴棋書画の画。
唐子が手にする掛け軸には山水画が彫ってあります。
左側脇障子は西王母。従者が持つ桃・蟠桃は人間の命であり、元々、西王母とは生命を支配する鬼神・死神の類だとする解釈もある様です。怖いです。
御本殿背面。脇障子は斜めについています。
胴羽目には毘沙門天と寿老人、弁財天がいます。弁財天は通常、琵琶を弾いている事が多いですが、琴棋書画なので、ここでは琴を弾いています。中央では寿老人が書を読んでいます。
右面に回ります。
右側脇障子は東方朔。西王母の桃園から桃を盗み、800年生きたとも、9,000年生きたとも言われる人です。
右面胴羽目。大黒天と恵比寿天が棋、つまり囲碁を打っているところ。
錺金具がピカピカです。2007年の修復の時に取り換えられたのでしょうか。
大事に手入れされている事がわかる神社でした。
刺青師・龍元
252(2020.11.10)
コメント
onijiiです。
掛け軸に絵は芸が細かいですね!
彫刻で顔の表情を表現するという技量に、
驚くと凄さを感じます!!
素晴らしいですね!!!
正に芸術ですよね。
こんなに凄いものがほとんど放置だなんて、信じられません。