令和二年九月吉日、栃木県佐野市の羽黒神社に参拝しました。
御由緒
弘安四年(1281)創建
天正十六年(1588)放火により類焼
慶長二年(1597)小祠を建立
文政六年(1823)旧観を復す
裏へ廻ります。覆屋の高い位置に窓がありました。外側にはアルミ製の格子が嵌っています。この手の格子は、JIS規格か何かで決まっているのかも知れませんが、私のデジイチが入らない幅です。
しかも網入りガラス。予備のコンデジで撮影。
何かヤカンみたいなのを持っているこの人は誰?
こちらは右面。
胴羽目は吟遊詩人の李白。
こちらは背面胴羽目。この方は縦笛の様なものを吹いていらっしゃる様です。
力神さまが屋根を支えていらっしゃいましたが、クビが!そこまでしてらっしゃるのか。
右側の力神さまも!
ガラス越しの古い彩色の場合はコンデジも悪くないな。今回は全部デジタル一眼でも撮ったんですが、コンデジの方が写りが良かったです。
刺青師・龍元
205(2020.09.23)
コメント
onijiiです。
ここの力神は踏鬼の邪鬼に通じますね。
四天王足下や青面金剛像足下の邪鬼も
大好物です。(笑)
ブログの最新記事で「正面龍額彫り」を
見ました。
これまで関心がなかったので、じっくり
刺青を見たことがありませんでした。
芸術作品として拝見しました。
素晴らしいですね!
感激しました!!
世界に誇る伝統文化だと思います!!!
刺青作品の記事を見てくださったとの事、ありがとうございます。
私は自分の作品が芸術だとは思いませんが、日本の伝統文化のホンの端くれでも担って行ければと考えています。
刺青は神社の彫り物に通じる物があると思います。
「オラが村の神社を彫り物で飾りたい」
「私たちの神輿・山車を彫り物で飾りたい」
「俺の身体を彫り物で飾りたい」
は同じ気持ちから来ていると思います。
「神社の彫り物を鑑賞したい」
という人がいる様に
「刺青を鑑賞したい」
という人は世界中に一杯います。
日本にも沢山います。
刺青も寺社彫刻と同じ様に、そこに何が彫られているか、なぜ彫られているか、が分かると俄然面白くなってきます。
ことわざだったり、中国や日本の故事だったり、言葉遊びだったり、江戸文化の粋を集めたものが日本伝統刺青です。
別にヤクザの専売特許ではありません。
信じられないかも知れませんが、最近まで、刺青彫師が医師免許を持っていないという事で取り締まりの対象になっていました。
本当に逮捕されていたのです。
しかしつい先日、最高裁で
「刺青は日本の伝統文化であり、医師免許は必要ない」
という判決が出ました。
とにかく、刺青文化を多くの人に知ってもらいたいです。
先日、行ってきました。ここは、撮影の難易度が高い神社でした。窓が高い→脚立で対応、格子が狭い(一眼レンズが入らない)→コンデジで対応、ガラスが反射→写り込み防止板で対応、ガラス窓の汚れ→汚れ除去で対応。 窓の汚れは、一部汚れが少ない所があり、龍元さんかなぁ?と思いながら、私も窓掃除しました。
ここは難易度高いですね!
窓が一部だけ綺麗になっている神社はよく見掛けますね。私もいつも錺さんかなぁなんて思いながら回っています。