スサノオノミコト
日本神話に登場する男神。古事記では須佐之男命・建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)、日本書紀では素戔嗚尊などと表記する。神仏習合し、祇園精舎の守護神である牛頭天王(ゴズテンノウ)と同一視する解釈もある。
古事記
古事記では、黄泉の国から逃げて帰ってきた伊邪那岐命(イザナキノミコト)が禊をして穢れを祓う時、右目を洗うと天照大神(アマテラスオオカミ)、右目を洗うと月読命(ツクヨミノミコト)、鼻を洗うと建速須佐之男命が生まれたとされる。
八岐大蛇退治

スサノオの蛮行に姉のアマテラスが怒って隠れてしまう「天の岩戸」の後、スサノオは高天原から追放される。
流浪の末にたどり着いた出雲の国の肥河・鳥髪という地で、老夫と老女 (足名椎 アシナヅチ・手名椎 テナヅチ) が乙女 (櫛名田比売 クシナダヒメ) を挟んで泣いていた。スサノオが
「お前たちはなぜ泣いているのか」
と尋ねると老夫は
「私の娘は八人いましたが、身一つに頭が八つ、尾が八つあるヤマタノオロチが毎年一人ずつ食べ、今日は最後の娘が食べられてしまうのです」
と答えた。
スサノオが酒を八つの瓶に満たして待っていると、ヤマタノオロチがやって来て酒に頭を突っ込んで飲み干して泥酔してしまった。その隙にスサノオは大蛇を十拳剣で切り刻んで退治する。
刺青や神社の彫刻などでは、蛇ではなく 龍 を配置する事が多いです。実は八岐大蛇というのは日本書紀の表記で、古事記では八俣遠呂智と書き、必ずしも蛇ではないという解釈があります。それから龍は蛇のパワーアップ版という信仰もあります。また、八つある筈の頭も一つに省略してある事が殆どですが、 海南刀切神社 ではちゃんと頭が八つありました。

その後クシナダヒメを妻に娶ったスサノオにはたくさんの子が生まれ、第六世 (日本書紀では第七世) の孫が別名・大己貴命 (オオナムチノミコト)である大国主命 (オオクニヌシノミコト) 、つまり七福神の大黒様です。

肩七分袖 スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治
刺青師・龍元
コメント
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