中郷の諏訪神社の隣には一回り小さな稲荷神社が鎮座していました。
水引虹梁上には玉巵弾琴(ぎょくしだんきん)。ただ一言、見事。
扉脇板には金鶏ですかね。尾っぽが鸞っぽいですけど。
左側脇障子には林和靖(りんなせい)。梅と鶴をこよなく愛した中国宋代の詩人です。
右側脇障子には飲中八仙の一人、崔宋之(さいそうし)。
宗之瀟洒美少年
(宋之は瀟洒たる美少年)
挙觴白眼望青天
(杯を手に青空に白眼をむけば)
皎如玉樹臨風前
(その輝かしさは美しい木が風に揺られるかの様)
と杜甫に歌われた崔宋之ですが、う〜ん、魔女っぽい。
隣の諏訪神社に比べると彫り物の数こそ少ないものの、素晴らしい人物彫刻がありました。
刺青師・龍元
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