令和三年十二月中旬、群馬県太田市の雷神社に参拝しました。
いたってシンプルな拝殿です。
裏へ廻ります。
御本殿は雨ざらし。
彩色がボロボロです。
画題は寒山拾得です。
背面はこんな事になってました。
全体が見えませんが、どうやら鷹の様です。木が生い茂っていて直射日光が当たらないせいなのか分かりませんが、彩色が意外ときれいです。
左面胴羽目は猩々です。良いお顔で、楽しそうです。
本職の塗師の方の仕事ではない様な気がします。
背面と側面の傷み具合の違いからみて、塗料も専用の物ではないのかも。つまり、塗り替えたのは最近の事で、専用の塗料ではないので極端に日光に弱かったのではないかと思ったりします。
背面だけ最近塗り替えたのかも知れませんけどね。
刺青師・龍元
162(2021.12.20)
コメント
onijiiです。
彩色の前の下地処理だと思います。
劣化しているので、本職には敵いませんね。
費用は想像もつきませんが、かなり高い?
氏子さんたちの姿勢を買いたいと思います。
下地処理が大事なんですね。本職は見えない所もしっかりとした仕事をしますからね。
私も今の仕事に着く前は色々な職人系の仕事をしましたが、熟練の前にまずノウハウが大事だと思いました。その次に良い道具。二つが揃って、場数を踏んで熟練ですね。
まあ、背に腹はかえられないという事なのでしょうけど、かえって高くついてしまうという事もあるんじゃないかなぁ、と思ったりします。