先月5月の末に群馬県富岡市の鳥総神社に参拝して来ました。
由緒
由緒については、ここも何も分かりませんです。
拝殿
なんと!拝殿にサッシがはまっていてカーテンが掛かっています ༼;´༎ຶ ༎ຶ༽ ちょっとファンシーな感じですね〜 もちろん良い意味ですよ 🎶 破風板が赤く塗られているのもアクセントになっていて良いと思います。境内には鉄棒などの遊具があって、地域に親しまれている様子が伺えますね。
木鼻の獅子は少し面長な感じです。
扉の上にはまゆ玉が掛けてありました。そうか、富岡市はお蚕様で有名だったんですよね。よく通る上信越道から「富岡製糸場世界遺産」の看板が見えるのを思い出しました。ああ、女工哀史。。。
拝殿の天井には絵がありましたが、さすがに賽銭箱を跨いで拝殿の中を撮影するのは遠慮しておきました。
海老虹梁には線の綺麗な鯉が泳いでいます。お洒落というか、上品というか、とにかく素敵な感じですね。左右とも登りです。
手挟みは松に鷹。
本殿
本殿も破風板と向拝周りが赤く塗られていてアクセントになってますね。
本殿覆屋
覆屋の前面と背面は格子だけですが、北面と南面にはトタン板が貼ってありました。南面のトタンは張り替えたばかりで透明でしたが、うねっているのでこの通り。北側は年月が経っている様で中は全く見えませんでした。
本殿胴羽目
なので、前から後ろからの斜め撮りです。
まず南面。七福神の内の三人かな。恵比寿さまと大黒さまが囲碁を打っていて、福禄寿がそれを見ているっぽい(福禄寿には様とかサンとか付けると語呂が悪い)。
次は背面。布袋さまが獅子舞いを見物している図の様ですね。
北面。三宝の上で女性二人がベーゴマ遊びをしていて(んな訳ないジャンケンだろ)、それを毘沙門天が見ている。ん?女性二人?七福神に女性は弁財天が一人のはず。頭に鳥居の飾りを付けている向こう側の女性が弁天さまだと思われますが、手前の人は誰でしょう。
こちらから見ても確かに女性です(パーとパーでアイコだ)。
〜追記19.07.26 どうやら手前の女性は吉祥天のようです。熊谷の聖天堂に似た構図の胴羽目がある様ですね。あの台は三宝ではなく双六をやってるそうです。今度行ってみよう。追記終わり〜
反対の南面には福禄寿と恵比寿と大黒がいて、背面には布袋、こちら側に弁天と毘沙門天で計六人がいるのですから、あと一人、寿老人がどこかにいる筈なんですが。。。もしかして、布袋様の横で踊ってたのが寿老人か。でも耳たぶが大きくないんですよね。。。(寿老人には様とかサンとか付けるとナンか小馬鹿にしてる感じがする)
〜追記19.07.26 七福神は時代によってメンバーが入れ替わっている事もある様で、吉祥天を入れればここには七人いる事になります。因みに熊谷の聖天堂には福禄寿がいなくて寿老人がいますね。寿老人と福禄寿は同一人物説もあるので、どっちか一人にして吉祥天を加えた形のこちらの方がしっくり来るかも。追記終わり〜
脇障子
南側の脇障子は、これは唐子みたいな感じで可愛いですが、下に転がっているのが箒だと思うので寒山と拾得(かんざんとじっとく)かな。
北側の脇障子は、やや!またもや滝を眺める仙人らしき老人。寒山拾得の対には彼等の師匠である豊干禅師が来る事が多いらしいんですが。。。これには虎がいないから違うなぁ。ここの前に行った 近戸神社 の胴羽目にもあった図案です。誰だろ?
〜追記19.06.30 どうやら李白の観瀑図という画題の様です。追記終わり〜
拝殿のサッシについては賛否あると思いますが、氏子の皆さんで考えてやった事でしょうし、大事にされているのだと思います。
刺青師・龍元
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