栃木県佐野市の熊野神社を訪ねました。ここら辺は熊野神社が多いですね。今日だけで三社目。こんがらがっちゃうな。
熊野神社
熊野神社というのは和歌山県の熊野三山(熊野大宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の祭神を勧請された神社で、全国に三千社あるらしいです。
一面の麦畑の中にこんもりとここだけ木が生い茂っている境内は、雰囲気があってちょっと不気味な感じ。
༼;´༎ຶ ༎ຶ༽ おりんでございやす ༼;´༎ຶ ༎ຶ༽ 可愛がってやってつかあさい ༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
って横溝正史の小説・悪魔の手毬唄のおりん婆さんが出てきそう。なんて言ったら近所の人に申し訳ないですよね。でも、とっても良い不気味さでした。
南向きの神社です。
由緒
創建 不明
御祭神
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)
本殿
胴羽目
西側胴羽目から。鷹と猿。猿が鷹をバカにしている様に見えますが、何か特別な意味があるのでしょうか。
背面胴羽目。真ん中にいるのが仏様なので、きっとこれは老子・孔子・釈迦の三聖です。真ん中は釈迦だろうけど、どっちが老子でどっちが孔子なのかは分かりません。 〜追記 下に橋が見えるので「虎渓三笑」かもです。廬山に隠棲していた慧遠法師は俗界との境界にある虎渓の橋を渡るまいと誓いを立てていたが、友人を見送る途中、話に夢中になって橋を渡ってしまっていたのに気付いて大笑いしたという話。う〜ん中々難しい。追記終わり(19.06.02)
東面胴羽目。何だろな〜。ワニザメと人物が二人。ワニザメといえば、因幡の白兎・源為朝・朝比奈三郎が思い浮かぶけど、その内のどれでもなさそう。海幸彦と山幸彦かなぁ。左の人は冠みたいな物をかぶってんだよなぁ。
脇障子
ここの脇障子は背面から見る様に取り付けられていました。
向かって右の脇障子は鯉仙人の琴高仙人。
向かって左側は化け鯉に乗った子英かなと思うのですが、この魚には角が無いしヒレとは別に大きな翼がついているので、もしかしたら化け鯉ではないのかも。
拝殿の屋根には鬼瓦がついていました。なんとなくユーモラスな鬼さんですな。
本殿を後ろの方から撮影。
〜追記(2020.09.29)力神の写真を撮り忘れていたのですが、後日近くを通ったので再訪して撮ってきました。背面の妻。前面も見たのですが、背面のみでした。
追記終わり〜
神社の周りには黄金の麦畑が広がっていました。
刺青師・龍元
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