令和六年三月中旬 埼玉県東松山市の氷川神社に参拝しました。
御祭神 須佐之男命
御本殿向拝
中を覗くと 立派な御本殿が見えました。
左側脇障子は唐子でしょうか。
正面扉脇の龍。
向拝中備にも定番の龍があります。
正面扉の下には 私が勝手に上州図柄と呼んでいる 扇子流し。小さなものは 信州や武州でも散見されます。
扉脇板の龍。
右側脇障子。童子が皿を掲げています。
御本殿覆屋は ナント 波板で覆われています。
御本殿右面
最終奥義を使って撮影。ここで屈していては 胴羽目探求道を進む事はできないのです。って単にスマホカメラで撮っただけです。
胴羽目は 鶴と梅をこよなく愛する 北宋の詩人 林和靖。
もしかしたら 脇障子で皿を掲げていた童子は この胴羽目と続き物なのかな と思ったりもします。
御本殿背面
こちらは 長物置き場になっていたので 近寄れず スマホ+自撮り棒で撮影。
胴羽目は 水の入った大瓶で遊んでいて中に落ちた友達を助ける為に 高価な大瓶を躊躇なく石で割った司馬温公瓶割。
御本殿左面
胴羽目は李白観瀑。唐代の大詩人 李太白が 廬山の瀑布に臨み 詩を吟ずる様子です。
飯田岩次郎彫というのは あくまで噂を小耳に挟んだだけなので 本当の所は知りません。
彫師が誰であっても 隠れていた素晴らしい彫り物を鑑賞できて 嬉しい限りです。
刺青師・龍元
069(2024.08.14)
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