狭山八幡神社 其の三

駐車場から見た八幡神社本殿 神社仏閣
駐車場から見た八幡神社本殿
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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狭山八幡神社 其の二からの続きです。

本殿

享和二年(1802)建立
彫師
上田沢 並木源二襍訓
上神梅 鏑木半二邦高

由緒板
駐車場から見た八幡神社本殿

前回は本殿の向拝と胴羽目でしたが、今回は脇障子と腰羽目です。

脇障子

西側脇障子表面。これは猩々ですね。呑んでも飲んでも尽きない酒壺が見えます。羨ましい。。。

猩々

こちらは西側表面脇障子。猩々というのは呑んでも飲んでも酔わない、人間ではない生き物です。でも酔わないんじゃ羨ましくないや。。。

猩々

こちらは裏面。

背面左側脇障子

左側は猩々っぽかったですが、右側の裏面はなんか、左の人物が箒を持っているようにも見えて寒山拾得みたいですが、巻物がないので違うのだと判断します。まあ、順当に行けばこれも猩々。

背面右側脇障子

脇障子の上には可愛いお猿さんがいます。

腰羽目

腰羽目は怒涛の唐子遊びシリーズ。西面二枚、背面二枚、東面二枚、右から順番に6枚。

唐子の凧揚げ

唐子の凧揚げ

唐子の蹴鞠

唐子の蹴鞠

唐子の漁り(すなどり)

唐子の漁り(すなどり)

唐子の相撲

唐子の相撲

唐子の獅子舞

唐子の獅子舞

唐子の雪遊び

唐子の雪遊び?

彫師か施主が猛烈な唐子好きだった事を思わせる神社でした。唐子も沢山いてビックリでしたが、それ以上に地紋彫りが凄くて圧巻でしたね。オススメです。

刺青師・龍元

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