令和四年六月中旬 群馬県渋川市の坂下稲荷大明神に参拝しました
広くない境内にポツンと社殿があります
側面の軒下には 上州名物と言っても良いくらいに群馬でよく見かける波に扇子とか軍配とかの彫り物
渦潮と波と雲と… 扇子のほんの一部分 何処かから切り取って来たのか
波と雲と扇子
波と雲と軍配
軍配と雲
背面には何も貼られていない掲示板
もしかしたら デッカい穴が開いてて 掲示板で塞いでんじゃないのか? なんて思ってしまいます
境内はとても綺麗に手入れがされています
波と軍配のホンの一部
こちらの軍配は奉納額の影になっているからか まだ彩色が残っています
額の右側には波と扇子のホンのホンの一部
扇子とか軍配とかの図柄は 妙義神社 を筆頭に 菅原神社 下仁田榛名神社 中山神社 など群馬県でよく見掛けます
胴羽目ではないですが 長野県佐久市の諏訪神社 でも見掛けました 佐久市は距離的に近いですから 何らかの影響が考えられますね
こういう どの地域にどういう彫り物が有るのかって学術的に調べてる人がいるみたいですね 以前「シンポジウムに使いたいから写真を貸して欲しい」と頼まれた事があります もちろん喜んでお貸ししました
建築年とか彫り物の内容を地域毎に表にまとめれば もっとお役に立てるのかも知れませんが 私はそういうのは苦手なので 記憶と直感だけが頼りです
刺青師・龍元
086(2022.07.06)
コメント
onijiiです。
群馬県には扇子と軍配が多いようですね。
茨城、栃木、千葉、埼玉では見たことが
ないような気がします。
群馬県は力神、鏝絵、鬼面石祠、奪衣婆
など好物が多数あります。
行きたいのですが、遠いので中々足が向
きません。(笑)
群馬は本当に良い彫り物が多いですね。
onijiiさんは総当たり戦ですから大変ですよね。
彫り物は逃げないので気長に回ってください。