刺青図柄の意味 大友若菜姫

大友若菜姫 刺青図柄解説
大友若菜姫
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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大友若菜姫

白縫譚の登場人物
召喚獣; 土蜘蛛

白縫譚(しらぬいものがたり)

白縫譚(不知火譚とも言う) 合巻 柳下亭種員、2世柳亭種彦、柳水亭種清 作 1849年初編刊、1885年完結

豊後の国を治めていた大友宗麟は太宰経房に諮られて謀反の疑いをかけられ、菊地秀行に滅ぼされた。宗麟の娘・若菜姫は幼時に豊後を逃れ、自身の出自を知らぬまま木こりの娘・すずしろとして育てられる。

新たに領主となった菊池の横暴に不満を募らせていた錦ヶ嶽に棲む蜘蛛は、女臈(じょろう)の姿ですずしろの前に現れ、すずしろが大友宗麟の忘れ形見、若菜姫である事を告げ、「稀代の術」を授けるから父の仇を討ってはどうか、と薦めた。

蜘蛛から「数句の呪文」と「一巻の秘書」を授かった若菜は、大友再興の意思を固め、復讐を開始する。

阿修羅丸が海に投げ捨てた系図の巻物を蜘蛛の術で海に落ちる前に拾い上げる若菜姫
阿修羅丸が海に投げ捨てた系図の巻物を蜘蛛の術で海に落ちる前に拾い上げる若菜姫

若菜姫の行く手を阻むのは太宰・菊池の忠臣だけでなく、九州掌握の野望に燃える盗賊・阿修羅丸も現れ、物語は進んで行く。

刺青師・龍元

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