令和二年三月吉日、栃木県佐野市の大鳥籠守神社に参拝しました。
なかなか風格のある佇まいです。名前の由来は大鳥神社と籠守神社を合祀したとの事。
御本殿
御本殿には仙人の彫り物がありました。
東面
これは「西王母 せいおうぼ」でしょうか。従者が丸いものをいくつも盆に載せています。桃にしては小さいけど。
妻では力神さまが耳まで裂けた真っ赤な口を大きく開けていました。怖いです。
背面
内容は分かりません。
西面
胴羽目には「陳楠 ちんなん」。
陳楠といえば鉢から龍を出すと思っていたけど、列仙全伝には皿みたいなゴザみたいなモノに乗って水の上を進む陳楠が描かれています。
脇障子は鶴と梅をこよなく愛する「林和靖 りんなせい」。東側の脇障子は欠損でしたが、こちら側は残っていました。
こちら側にも力神さま。眉根に皺を寄せて、ちょっと不機嫌そうです。
あまり上手い彫り物ではありませんでしたが、神社全体の佇まいは良い感じでした。
刺青師・龍元
056(2020.04.05)
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