令和二年四月吉日、埼玉県行田市の小針日枝神社に参拝しました。
日枝神社だからでしょう、拝殿の向拝にはお猿さんが三匹。
御由緒
創建年代不詳
御祭神 大山咋命
南向き
御本殿
裏に回ると御本殿脇にもお猿さんがいました。
胴羽目には児島高徳。〜追記(2021.03.26) これは児島高徳の残した漢詩を読む後醍醐天皇だと思います。後醍醐天皇が流される際、居所に忍び込んだ児島高徳が「必ずお助け致します」という意味を込めて、天皇にのみ意味が分かる様に漢詩を木に彫り、天皇を勇気付けた、という場面。追記終わり〜
漢詩が彫られています。「天莫空」まではまだちゃんと読めますね。
背面。
胴羽目は民のかまど。
仁徳天皇の背後には「高き家に昇りて見れば民のかまどはにぎはひにけり」と彫られています。
これは仁徳天皇が民の苦境を察して3年間徴税を禁止、自らは皇居の雨漏りすら直さず節約したら、民は豊かになってかまどから煙が立ち始め、さらに3年後にやっと税を解禁した、という話ですね。新型コロナで経済メチャクチャの今、安倍晋三総理には是非、仁徳天皇の様な英断をお願いしたい。無理か。
御本殿左面。
胴羽目は楠正成・正行親子の櫻井の別れ。
周りを水田に囲まれた、のどかな雰囲気の神社でした。
刺青師・龍元
103(2020.05.19)
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