大江山の鬼退治 [天満宮] 栃木県

神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年新年寺社巡り。栃木県下野市の天満宮に参拝しました。

天満宮鳥居

ここに着いたのはもう夕方の五時近く。前の神社ではすでに陽が傾いていたので、間に合うかどうかと急いで来ました。

天満宮拝殿

表ではまだ写真が撮れる明るさですが、ここの本殿覆屋は板と板の隙間が狭く、中は薄暗くて肉眼ではあまりはっきり見えません。

本殿胴羽目

なので、この日は撮影を諦めて帰ろうとしたら、レンズキャップを失くしてしまいました。探しても探しても見つからず、辺りはみるみるうちに暗くなってしまったので、諦めて今度はカメラ屋さんを探して放浪の旅へ。

宿に泊まって次の日の朝七時前に出ようと思ったら、夜のうちに雨が降ったらしく、車が凍ってました。

次の日の朝

なんとか車を温めて、神社に着いたのはもう八時前。でも、この時間でやっと覆屋の中が明るくなって来たかな、という感じでちょうど良かったです。

天満宮御本殿向拝

で、明るい所でゆっくり撮影できると思ったら、板と板の隙間が狭くて一眼レフだと今ひとつの写り。コンデジも今ひとつフォーカスが甘く、結局 iphone カメラが一番マシという仕上がりでした。うーん、宝の持ち腐れとはこの事です。

大江山の鬼退治

胴羽目三枚で6人の山伏という事はこれは藤原保昌が入ってるバージョンの 大江山の鬼退治 という事でしょうか。これは木渡の場面ですね。

大江山の鬼退治

一人、隠れ身の術を使っている人がいます。

大江山の鬼退治
天満宮御本殿

この朝もザーと神社の周りを探してみましたが、レンズキャップは見つかりませんでした。

鳥居や拝殿の寂れ具合は良い感じなので、覆屋の板の隙間がもう少し広ければ言う事なしなんだけどなぁ。

刺青師・龍元

019(2020.02.02)

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