令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十三社目、福島県白河市の角折神社に参拝しました。
二ノ鳥居。
階段を登ります。
拝殿。背景が真っ白に飛んでしまいました。雪の中の撮影はほとんど経験が無いのですが、中々難しいですね。
雪は降ったり止んだりです。
御本殿。
腰組が立派です。
妻壁には太陽と瑞雲。
胴羽目は山鵲です。
大子町の神社も殆どがそうでしたが、胴羽目彫刻は壁面いっぱいではなく、少し小さめ。あらかじめ工房で彫った物を持って来て、現場で大きさを調整するために余白が設けてある、と読んだ事が有ります。
脇障子はキッチリ余白なしの大きさです。画題は帝の枕を越えてしまった為に流刑になった菊慈童。菊の露を飲んで不老不死になりました。
背面に彫り物はありませんでした。
左面。
こちらの妻壁は波間に多分月でしょう。
胴羽目は鳳凰です。
脇障子は???
どちら様でしょうか。
笠を被った老人。ネギの様な棒状の物を掴んでいます。
一瞬、与し易いと油断させておいて、さりげなく難解な物を忍ばせて来ますね。
刺青師・龍元
013(2022.01.24)
コメント
onijiiです。
雪の中、大変お疲れ様です。
先輩方でも分からない題材があるのとは、
奥が深いですね。
自分の場合は力神や鬼面探しが主なので、
単に人物で済みます。(笑)
年配の氏子さんへの配慮でしょうか?
単管パイプの手摺が設置されてますね。
何百年も地域の人々の拠り所として
大事に守られてきているようです。
地域の財産でもある貴重な文化財と
出会えるのは素晴らしいことですね。
いい趣味を持ちました。(笑)
多分、仙人だと思うんですよね。まるっきり見当も付かない彫り物はお手上げですが、姿や持ち物に特徴があるので、心に留めておいてその内何か引っ掛かるのを期待します。何でもない時にフッと分かった時は気持ち良いですよ〜。
単管パイプにしろ、ちゃんとした手摺りにしろ、この季節は手摺りを素手で掴むと冷たいですね。私は人差し指と親指を切り取った軍手をはめています。
本当に良い趣味です。運動にもなりますしね。この日は階段99階分登り、一万一千歩歩きました。