令和五年四月上旬 群馬県片品村の日光神社に参拝しました。


立派な御本殿が鎮座していました。

向拝。兎ノ毛通しには麒麟がありました。胴羽目彫刻など大きな彫り物は無い様です。

お目当ては隣に鎮座する境内社。社号は分かりませんでした。

御本殿が三棟あります。

真ん中の御本殿に胴羽目彫刻がありました。


胴羽目は波に兎。

海老虹梁には菊水でしょうか。小さいですが かなり細かい所まで彫り込んであります。

扉脇には鯉の滝登りがありました。

昼前に参拝した武尊神社↓の扉脇板と似ている様な気がしますが 塗りが似ているだけかな?

背面には残念ながら彫り物はありませんでした。



こちらの胴羽目も波に兎。跳ねる姿は飛躍の象徴です。

片品村では十カ所で十一社回りました。のどかな村に古い寺社彫刻がこんなに密集しているとは本当に驚きです。
刺青師・龍元
055(2023.05.10)
コメント
いつも拝見して勉強しています。
〇〇市〇〇の〇〇神社は石川雲蝶の出世作の彫刻で飾られています。
いつもは見ることが出来ませんが、お祭りの時には拝殿の中で見られます
こんど是非ご参拝ください。
よろしかった私のブログ「素晴らしき哉 寺社彫刻」にもアップしましたので
宜しくお願いします。
以前は「白毛山凡人」の名でブログを運営してましたが
こんど群馬の寺社彫刻を主に開設しました。
Karaco320さん こんにちは
情報ありがとうございます。
はい、件の神社は一昨年の例祭の時に参拝しました。
雲蝶は若い頃から凄いですね。
ブログは拝見しています。とても勉強になります。これからも楽しみにしています。
(盗難の恐れがあるので雲蝶の事は伏せる様にと氏子さんに言われましたので、失礼ながら社名と所在地は伏字にさせていただきました。ご容赦ください)