令和二年九月吉日、栃木県佐野市の星宮神社に参拝しました。
社殿は古墳状の小山の上に鎮座します。
御由緒
久安年中(1145~51)創建
天和三年(1683)現社殿上棟 遷宮(栃木県神社誌より)
御祭神 邇邇芸命
拝殿向拝では恵比寿様と大黒様がお出迎え。飛龍の彫り物がいかにも蟇股って感じです。
裏へ廻ると。。。おお!拝殿とは打って変わって、シブい!なんというか中世ヨーロッパのゴシック様式の教会みたいな重厚感。これはシビれます!
胴羽目は「松の木」の様です。
脇障子には「右大臣」でしょうか。
ポーの「黒猫」を思わせる様な掠れた絵。お婆さんの様に見えますが、よく見るとお爺さんなので、これは「林和靖」でしょう。
御本殿背面。
これは「東方朔」でしょうか。自信なし。
脇障子は裏側にも彫り物がありました。現場では、髪型から言って「猩々」かと思いましたが、家で写真をよく見ると手には巻物を持っているので、これは「寒山」。
目の高さからだと欄干に隠れて見えなかったのですが、写真を見ると箒を持っているので、これは「拾得」。
まるでホーンテッドマンションみたいです。
鶴と亀。
こちらの脇障子には左大臣。
約340年前の建物。彫刻は大分傷んでしまっていますが、この痛み具合が良いと思います。ここで劣化を止められれば良いのですが、難しいんですかね。
私は怪奇小説が好きで、エドガーアランポーとかH.Pラブクラフトは全部読みましたし、江戸川乱歩なんかも好きです。
ここは彫り物がどうと言うより、全体の雰囲気がばっちり私のストライクゾーンですね。夜は怖そうです。
刺青師・龍元
209(2020.09.28)
コメント
onijiiです。
あらためて見ると、何か雰囲気が違いますね!
怪奇小説が好みとは、いいですね!!
ホーンテッドマンションの例えは面白い!!!
自分は摂社の蛇象が目当てでした。(笑)
週末は桐生市を回ろうと思っています。
利根川から渡良瀬川をさかのぼって、最終目的地
の日光東照宮に行く計画です。
寄り道が多くてなかなかたどり着けてませんが、
ようやく桐生。
二渡神社の力神を確認してきます。(笑)
ここは全体的な雰囲気で言えば、今年一番の神社ですね。
二渡神社は内部が暗くて見えづらいかもです。運転気をつけて行って来てくださいね。