胴羽目二点日本図柄 高砂と浦島太郎 [五霊社] 神奈川県

浦島太郎 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和七年四月下旬 神奈川県横浜市の五霊社に参拝しました。

五霊社鳥居

天保五年 (1834)中宮改建
御祭神 鎌倉権五郎景政

五霊社

御本殿覆屋の左右側面には 粗目金網が張られた格子窓がありました。

五霊社御本殿覆屋

御本殿右面

建物の構造上 採光は悪くない筈ですが ここに着いたのは午後4時半 時間的に中は少し暗め。

五霊社御本殿

胴羽目は高砂です。

高砂

高砂の松と住吉の松は 遠く離れていても相生の松と呼ばれ 夫婦和合の象徴です。

高砂

老夫婦は 自分たちが相生の松の精だと告げると 小船に乗り沖へと姿を消して行きました。

高砂

おめでたい図柄で 鶴亀がいる事が多いです。この亀には耳があるので 霊亀という事になります。

霊亀

御本殿背面

御本殿背面に 大きな彫物はありませんでした。

五霊社御本殿

御本殿左面

五霊社御本殿

胴羽目は 昔ばなしでお馴染みの 浦島太郎。

浦島太郎

亀を助けた浦島太郎 龍宮城に招かれます。

浦島太郎

帰りに貰った玉手箱を開けてびっくり 700年の時が過ぎていました。

浦島太郎

この亀も耳ありの霊亀。

霊亀

皆さんも 耳ありの亀を見たら大事にしましょう。

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刺青師・龍元

056(2025.08.16)

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