令和二年十一月、千葉県旭市の厳島大神に参拝しました。
裏へ廻ります。
胴羽目彫刻の彫りは浅め。
李白観瀑図。社殿の赤はスプレーを吹いたのでしょうか。マスキングが不完全だった様です。
背面胴羽目は西王母。この面は特に傷みが激しいですね。補修してあります。
補修したところは花が大きくて、枝も太いです。大きさは合わせた方が良いような。。。これくらいは許容範囲なのだろうか?
これは? 老人が月を眺めています。
〜追記(2021.02.03)これは李白の「静夜思」かも知れません。
床前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
床前月光を看る
疑うらくは是れ地上の霜かと
首を挙げて山月を望み
首を低れて故郷を思う
床前となっていますが、これは井戸の事だという説が有り、実際に今でも中国語で井戸の縁を井床と言うそうです。「静夜思」でググると老人が外で月を眺めている絵が沢山出て来るので、伝統的な構図なのだと思います。追記終わり〜
脇障子に彫り物はありませんでした。
刺青師・龍元
283(2020.12.10)
コメント
onijiiです。
自分が見てきた胴羽目の中で、
トップクラスの彫りの浅さですね。
お値段の関係なのでしょうか?
氏子さんが苦労して補修?
大きさや太さは目をつむりましょう。(笑)
木目と彫りの区別が難しいくらいに彫りが浅いですね。
デッサンは問題無いし彫師の腕は良い様なので、お値段の関係なのでしょうね。
そうですね。これ位は許容範囲としなければいけませんね。