令和三年六月、埼玉県吉見町の天満宮に参拝しました。
参道には割れたガラスが落ちていたり、物が散らかってたり、扉には衝立の様な物が立て掛けてあって雑然としています。
ガラス張りで中が良く観察出来ます。
一応誰かが管理している様な気配があります。
胴羽目にはニスの様な塗料が塗ってあるのか、テカリがあります。
見た事の無い場面ですが、海辺の様なので、もしかしたら日本武尊かなと思います。「こんな海ひとっ飛びさ」と言って龍神を怒らせ、妃の弟橘姫が人柱になって海に飛び込んで龍神の怒りをしずめ、無事に木更津に着いて弟橘姫の痕跡を探す場面、の様な感じですが確証はありません。従者の持っているものが櫛であれば間違い無いのですが。。。
御本殿左面。
これは仁徳天皇の民のかまどでしょう。「高きやに 登りてみれば煙りたつ 民の竈は賑ひにけり」
背面には彫り物は無し。背後に打ち捨てられているのは、かつて何処かに使われていた欄間でしょうか。龍が彫られている様ですね。
窓ガラスも大きいし、元々は見せる事を考えた覆屋だったんだと思いますが、この状態は残念ですね。やはり氏子の減少という事があるのかも知れません。
刺青師・龍元
093(2021.08.02)
コメント
onijiiです。
自分も幾つか残念な気持ちになった
神社に遭遇しました。
貴重な文化遺産なのですが・・・。
埼玉県は東部から攻めてまして、
久喜市まで到達しました。
こちら方面はかなり先になりますね。
しばらくは千葉県東部を回ろうと
思ってます。(笑)
管理している人が悪い訳でなく、人手が無いのでしょうね。
Onijii さんの調査は本当に価値のある物だと思います。いつも有り難うございます
m(__)m