令和二年九月吉日、長野県佐久市の今岡諏訪神社に参拝しました。
御由緒
創建年月不詳 今岡村の成立した16世紀後半の勧請と思われる
御祭神 事代主命 建御名方命 八坂刀売命
御柱が立ててありました。ここは佐久地域で唯一、御柱祭を催す神社だそうです。
御柱祭というのは、御柱にする木を山から切り出して、坂道を滑らせたり川に流したり引っ張ったりして神社まで運んで来る行事ですね。本社の諏訪大社では死者が出る事もある荒業です。
覆屋の柱すれすれに御本殿の茅葺の屋根が見えますが、ちょっと覆屋が小さ過ぎるんじゃないかと思います。御本殿のすぐ左側に木があるからなのか。でも、こっち側には障害物は無いのに。
覆屋側面の窓を覗いてもすぐ目の前に板しか見えないので、どうなっているのかと拝殿内部を覗いてみると、案の定、窓と御本殿が近過ぎる様です。頭の高さの窓が廻し縁の下に位置しています。
右面胴羽目をなんとか見上げる形で撮ってみました。多分、松に鶴か鷹でしょう。
胴羽目上の枓栱間には鶴。
木があるせいなのでしょうが、左面は覆屋と御本殿が近過ぎて、胴羽目はほとんど見えませんでした。
これでは誰も彫り物を正面から見る事は出来ないでしょう。色々事情があるのでしょうけど、残念ですよね。
刺青師・龍元
213(2020.10.02)
コメント
onijiiです。
うーん、これは彫刻愛好者泣かせですね。
これほど窮屈な神社は初めて見ました。
装飾彫刻なので、少しは鑑賞できるような
造りだと嬉しいのに・・・。
自分専用のコメント欄になっているようで
済みません。(笑)
コメントありがとうございます。いえいえ、とても嬉しいです。毎朝の日課になっていますよ。
ここの覆屋は、窓の位置がもう少し高ければと思いますね。誰もまともに見られないという点で、密閉覆屋より残念ですね。