令和三年九月下旬、栃木県市貝町の八坂神社に参拝しました。
遠くから鳥居が見えたのですぐに分かりましたが、鳥居までは膝まで草ボウボウ。足元からは水の流れる音がサラサラと。。。

細心の注意を払って無事に鳥居にたどり着きました。
鳥居は損傷してしまったらしく、鳥居の足元には社号額が転がしてありました。


御本殿覆屋を兼ねた拝殿。

立派な御本殿が鎮座していました。向拝中備には彫り物はありません。

扉脇板は両側ともに樹木。右の板には鳥が飛んでいます。

元々無いのか欠損してしまったのか、脇障子は無しです。

高欄が無くなってしまっていて、外れてしまった木鼻などの部材が回廊の上に置いてあります。

妻壁には牡丹。斗栱間には波の意匠。

胴羽目は樹木で、鳩の様な鳥が飛んでいます。何か意味があるのでしょうか。

背面には彫り物は無しです。

四隅の木鼻は斜め方向に付いています。

妻壁には菊。こちら側には懸魚がありました。反対側の回廊に置いてあった部材は外れてしまった懸魚だったのかも知れません。

胴羽目にはこちら側も樹木に鳥。

面白みはありませんが、落ち着いた良い御本殿だと思います。

刺青師・龍元
136(2021.11.01)
コメント
onijiiです。
地図帳に無く、未訪問です。
こちらもいつの日か行ってみます。
紹介ありがとうございます。
手先の器用な大工さんの延長仕事的な
感じがしますね。
自分は好みです。(笑)
手先は器用だけれど構図は素人っぽい感じですね。でも一生懸命に彫ったという熱意は伝わって来ます。
車道から神社へ向かう道は草ボウボウで、脇に水路があるので足元注意です。