樹木の茂みの奥で天下を釣り上げる [子鍬倉神社] 福島県

子鍬倉神社御本殿 東北地方
プロフィール

彫師歴三十余年。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和八年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二社目 福島県いわき市の子鍬倉こくわくら神社に参拝しました。

子鍬倉神社鳥居

大同元年(806)創建
嘉永六年(1853)現本殿造営
御祭神 倉稲魂命うかのみたまのみこと

子鍬倉神社

御本殿は樹木の影になっていて 近づかなければ良く見えません。

子鍬倉神社御本殿

胴羽目の画題は 現地では良く分かりませんでしたが。。。

子鍬倉神社御本殿

写真を拡大してみると 欠損してしまった釣竿の様な物が見えます。

太公望

なのでこれは「そんな真っ直ぐな針で何が釣れるのか」と姫昌(後の文王)に尋ねられて「天下を釣ろうとしている」と答えた 呂尚りょしょう 太公望たいこうぼう ではないかと思います。

太公望

首チョンパになってしまっている童子が憐れ。

童子

脇障子は錦鶏。

錦鶏

あいにく 背面には廻る事が出来なかったため 胴羽目の有無は不明です。

左面にも廻る事が出来ませんでした。

子鍬倉神社御本殿

ズームしてみると 脇障子には何か彫り物がある様ですが 胴羽目彫刻は無い様でした。

刺青師・龍元

002(2026.01.09)

コメント

  1. onijiiです より:

    onijiiです。
    本殿の胴羽目を捕らえたとは凄いですねえ。
    早速リストに追加します。
    ありがとうございます。

    • もしかしたら、正月なのである程度剪定してあったのかも知れませんね。
      左側は胴羽目が無いのを確認してホッとしてしまいました。本当はあった方が嬉しい筈なんですが。

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