深彫りはもはやジオラマ [氷川神社] 埼玉県

神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年二月吉日、埼玉県上尾市の氷川神社に再訪しました。前に来た時には屋根が傾いじゃってましたが、今回訪れた時には梁や垂木が交換されて新しくなってました。嬉しいですね。

こちらは平成三十年の暮れに参拝した時の写真。屋根が傾いでます。

由緒

創建年不明
元々男体・女体の二社あり、それが二ツ宮の地名の由来
ここは男体社を継承、女体社は隣村の鍬神社に合祀された
御祭神 素戔嗚尊
彫師 内山善太郎と伝えられる
南向き

御本殿

凄い彫り物です。

右面。

案内板がありました。

胴羽目彫刻も凄いけど、腰羽目も凄い。

↓二十四孝の閔子騫びんしけんの様ですが、なぜ一枚だけ?閔子騫ではないのかな?

背面。

浮き彫りとか透かし彫りのレベルではなく、もはやジオラマにフィギュアを置いたかの様ですね。

唐突ですが 牛若丸と僧正坊 が剣術の稽古をしています。

左面。

案内板には誤りがある様な気がしますが、彫り物はとても見応えのある素晴らしいものでした。

刺青師・龍元

034(2020.03.08)

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