令和二年三月吉日、栃木県宇都宮市の日吉神社に参拝しました。
御由緒
長治元年(1104)創建
天正元年(1573)合戦により炎上 現在地へ遷座
嘉永三年(1850)本殿再建
御祭神 大山咋命(おおやまくいのみこと)
裏へ回ると御本殿がありました。
蝦虹梁には飛龍です。
御本殿右面。
右面胴羽目には麒麟と仙人らしき女性。以前は、麒麟と女性なら全部「孔子懐妊」だと思っていたんですが、上元夫人と言う西王母の次に偉い人がいて、「上元夫人は支那の仙女、麒麟に乗つて漢の武帝に謁する件が絵に描かれる」というのをネットで発見しました。でも問題の絵は発見出来ていません。コレは麒麟に乗っていないので、「孔子懐妊」で良いと思うんですけど。。。
背面に胴羽目は無し。
蝦虹梁の飛龍。
御本殿左面。
胴羽目。これは源頼義で間違いないと思います。
芳年の絵に同じ構図の物がありました。
詞書には「昼夜甲冑を解かず、賊徒と戦う事九年、士卒みな喉が渇き水を望んでいた時、頼義が八幡神に念じて弓で岩に穴を開けた処、たちまち清水が噴出した」とあります。
この伝説を御由緒にしているのが、大阪の壺井八幡宮ですね。
詞書読めるのかって?もちろん読めません。アスキーメディアワークス刊の「大日本名将鏡」の現代語訳を参照しました。
刺青師・龍元
039(2021.03.19)
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