令和二年九月吉日、栃木県栃木市の天満宮に参拝しました。
御祭神 菅原道眞公
裏へ廻ります。覆屋の窓はガラス+格子。ガラス窓は特にこんな良い天気の日は中が見えなくて困ります。
左面胴羽目は亀がいるので「黄安仙人」。
妻には「力神」がいました。カメラをガラスに対して斜めにするとガラスの汚れが写ってしまうのですが、こんな良い天気の日は尚更です。おまけにカメラの液晶画面も見えないので、写真の確認も大変です。
脇障子には杖を持った仙人。分身がいませんが、「李鉄拐」でしょうか。
御本殿背面です。
囲碁を指している人が二人と見ている斧を持った人が一人。これは「仙人の烏鷺」ですね。烏鷺というのは烏の黒と鷺の白で囲碁の事です。木こりが仙人の囲碁を見ていて、気が付いたら斧の柄が朽ちる程の長い時間が経っていた、という話。「爛柯」とも言います。
こちらは右面。日陰なので写りが良いし、撮った写真の確認も楽です。
これは。。。横にあるツボが魚籠だとすると、釣竿が無いのが難ですが、「太公望」ではないかと思います。太公望は仙人扱いで良いのかな。封神演義では道士として登場する様ですが。
妻には「力神さま」。『いやいや、もう結構です』と言っているみたい。
この人はびっくりしてるのか、びっくりさせてるのか。下にいるのは蝦蟇のようですから、これは蝦蟇仙人の「劉海蟾」。という事は反対側の杖仙人は「李鉄拐」で間違いないのかな。
ここも維持するのが大変そうです。ガラス窓の覆屋なので、劣化のスピードが緩やかだと良いのですが。
刺青師・龍元
204(2020.09.22)
コメント
onijiiです。
ここは駐車場が分からず、道路から横目に見ながら
素通りしました。
shin-Zさんに、力神があることを教わりました。
面倒がってはいけませんね(笑)
「いやいや、もう結構」ホントそんな感じですね(笑)
神社は本当に沢山ありますからね。
栃木や茨城辺りで気になる神社があると
「いやいや、ここら辺は調べ尽くしてる筈」
と大抵はやり過ごしますが、たまにどうしても気になって覗いてみると、
やはり何もないか、以前は胴羽目があったのかも、という神社ばかりです。
力神は彫師の遊び心が発揮できる格好の場所ですね。