犬村大角礼儀(いぬむらだいかくまさのり)
曲亭馬琴作「里見八犬伝」に出てくる八犬士の一人。
寛正元年(1460年)に生まれ、父は下野の郷士赤岩一角、母は正香。
幼名は角太郎。仁義八行の数珠の玉の一つ・礼の玉を持つ。
父親 (実は父親を殺して成り代わった化け猫) に虐待された為、母方の伯父・犬村蟹守儀清に引き取られた。
犬飼現八の助力により、父の仇である化け猫を倒し、犬士の群れに加わる。
里見八犬伝
里見八犬伝というのはウィキペディアには
文化11年(1814年)に刊行が開始され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した、全98巻、106冊の大作である。日本の長編伝奇小説の古典の一つである。
とあります。八犬伝マニアでなければ全部を読むのは厳しいので、代わりに抄訳モノや翻案モノを読む事もできます。私は徳田武著の「八犬伝・上下巻」服部仁著の「八犬伝錦絵大全」を参考にしています。
昔、深作欣二が監督で映画化されましたが、私は薬師丸ひろ子と真田広之が出ていた事以外は全く覚えていません。
曲亭馬琴
作者の曲亭馬琴は原稿料だけで生活出来た日本で初めての著述家といわれています。
当時は今の著作権の様な制度は無く、版元が出版権を取り引きして自由に再摺したり改題したり出来たので、色々な版がある様です。
刺青師・龍元