令和三年十二月中旬、群馬県太田市の全性寺に参詣しました。
貞享四年(1687)開基
欄間彫刻彫師 岸亦八とその弟子、太輔
水引虹梁上には龍。兎ノ毛通には応龍です。
唐破風下には司馬温公甕割り。
外陣欄間には彫り物がありました。
黄石公と張良
韓信の股潜り
劉備玄徳 的盧にて檀渓を跳ぶ
内陣の左側欄間には麒麟がいます。麟吐玉書か何かでしょうか。
右側には唐子が笙を吹いていて鳳凰の様な鳥がいます。全性寺のサイトを見ると唐子の右側に人物がいるので、これは簫史でしょう。
全性寺のサイトによると絵師は中村卓斎、彫師は岸亦八とその弟子太輔となっています。
刺青師・龍元
165(2021.12.23)
コメント
onijiiです。
1847年作とのことなので、174年前ですね。
退色した風合いが歴史を感じさせてくれます。
生で見た時には、ゾクッときました。(笑)
174年前ですか。
雨風と温度差が彩色の大敵ですから、やっぱり屋内にあると状態がすこぶる良いですね。少し退色していますが、これ位の渋い色合いが一番ですね。少しでも長くこの状態を保っていって欲しいです。