彫り物は一級品ですが・・・ [楠木神社] 群馬県

賽銭箱 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年九月吉日、群馬県館林市の楠木神社に参拝しました。

楠木神社鳥居
楠木神社拝殿

御由緒

延元二年(1337)楠木正成の忠臣五人が、正成の首をおいに納めて六部廻国ろくぶかいこくの巡礼の途中、この地で首を納めた笈が重くなり背負う事が出来なくなった。これも正成の遺志であろうと、首をこの地に葬って祠を祀り、五人の家臣は付近に居を構え帰農。世を経るに従い、遺臣の子孫は繁栄して一村をなした。


賽銭箱には楠木正成の菊水紋がありました。

賽銭箱

覆屋。

楠木神社覆屋

窓が酷く汚れていて中の御本殿が良く見えません。

楠木神社覆屋

↓背面胴羽目。左面胴羽目は全く見えませんでした。窓を拭こうにも覆屋は透塀から2メートル位離れています。

天岩戸

右面は比較的・・・汚れが少ない。

金龍武王を守る

これは、「金龍武王を護る」でしょう。

金龍武王を守る

諸先輩がたの前情報だと、彫り物の出来は精緻で一級品、脇障子にはダイナミックな構図の猿田彦と天宇受売がある様だったので、ぜひ直に見たかったのですが残念です。

刺青師・龍元

196(2020.09.14)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    あれっ?この地域は全て回ったけれど、
    記憶にないなあ?
    調べてみたら、唯一漏れてました。(笑)

    二重囲い、ガラス窓、汚れ、反射。
    少し見えて、残念さが残るパターンですね。
    あまり派手な動きはできないし・・・。(笑)

    • 龍元 より:

      onijiiさんでも漏らす事があるんですね。

      誰か先客が透塀の中に入ったらしく、窓を拭いた後が残ってました。
      塀には扉が無かったので、乗り越えたのだと思いますね、2メートルの高さの塀を。
      塀を壊してしまうかも知れないし、私にはちょっとマネ出来ません。

      諸先輩がたの記事を見ると綺麗になっている事もある様なので、
      たまに掃除はするのだと思います。正月明けは綺麗かな?

      本当に残念です T^T

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